1999年 ギャラリーぐみの舎(浜松)
長い間、自分の内側にある「内的フォルム」というものを探し続けてきました。最近になって、内側にあると思っていたことの多くが実は外側にあるかもしれないと感じています。
日々の暮らしの中で、私の心にじかに触れてくる風景は、私だけのものかもしれないとふと思うことがあります。誰にも見えないものを私は見ているのかもしれません。
展覧会をすることの意味は、この孤独を他者に向かって開いていくことにあるのでしょう。